宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 7/22 12:31 更新 太陽に小さい黒点が現れています。太陽風は低速の状態です。 担当 篠原 太陽の中央部の西寄りに、小さい黒点が発生しています。 昨夜遅くから磁場の強まりが見え始めて、 その後、黒点が見える様になりました。 出現した緯度は北緯3度程度と低く、 磁場の順番も現在の第24期の並びになっています。 X線グラフに変化はなく、穏やかな状態は続いています。 太陽風は、速度は320〜350km/秒と低速の状態が続いていますが、 今日に入った頃から磁場強度が高まり始め、 現在10nT近くに達しています。 一時的な高まりなのか、速度の変化も伴うのか、 引き続き注目してください。 磁場の南北成分は、 グラフの前半は弱い南向きになっていますが、 磁場が強まり始めた後は北寄りになっています。 磁気圏の活動もこれに対応する様に、 AE指数のグラフの途中までは小規模の変化が続いていますが、 最後の頃は静かになっています。 この後も北向きの傾向が続けば、 磁気圏は穏やかに推移するでしょう。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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