宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 7/12 12:31 更新 高速太陽風は終わりに近付いています。磁気圏は穏やかです。 担当 篠原 昨日のニュース以降、 太陽風の速度はゆっくりと下がって、 現在は460km/秒とやや高速の状態になっています。 磁場強度は5nTから4nTにやや下がった程度で、 あまり変化はありませんでした。 27日周期の図を見ると、 今回の太陽風の変化は、 最高速度は前周期よりも高まりましたが、 期間は前周期と同じくらいになりそうです。 太陽風磁場の南北成分は、 グラフの中盤以降、0nT近くで小さくなっています。 このため磁気圏は穏やかになっていて、 AE指数はグラフの途中から変化が見られなくなっています。 SDO衛星AIA193では、 太陽の南半球側にコロナホールの薄暗い領域が ぼんやりと広がっています。 前周期は特に影響は見られなかったのですが、 今回はどうでしょうか。 この影響がなければ、 しばらく低速の穏やかな太陽風が続きそうです。 太陽は、無黒点で穏やかな状態です。 放射線帯の高エネルギー電子は、 昨日よりも少し下がっていて、 GOES15(青線)は、10,000を割っているようです。 太陽風が落ち着いてきたので、今後も減少が続きそうです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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