宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 7/10 11:56 更新 太陽風の速度は600km/秒に高まっています。 担当 篠原 昨日のニュースの後、 太陽風の速度は400km/秒台を推移していましたが、 今日の未明から再び上昇を始めて、 600km/秒の高速状態に達しています。 27日周期の図を見ると、 タイミングとしては前周期と同じ頃に変化が発生して、 最高速度は前周期を上回っています。 太陽風の磁場強度は、5〜10nTの間を変化しています。 南北成分は、南に振れたり、北に振れたりしていて、 -10nTに達する大きな南向きの変化も到来しています。 磁気圏の活動もある程度高まっていて、 AE指数は、500〜800nTの中規模の変化が繰り返し発生しています。 一番高まっている頃の世界時9日20時のオーロラの活動を、 昭和基地の全天カメラの動画で紹介します。 SDO衛星AIA193を見ると、 今回の高速風をもたらしたと思われる北半球のコロナホールは、 太陽の西の端に近付いています。 広がりがあまりなかったので、太陽風の変化も短い期間で終わりそうです。 一方、中央部の南半球側に細長いコロナホールが見えています。 規模は小さいですが、4日後くらいに影響が見られるかもしれません。 太陽は無黒点の状態で、穏やかです。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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