宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 7/11 12:21 更新 600km/秒の高速太陽風が続いています。磁気圏の活動はやや落ち着いています。 担当 篠原 太陽風は、600km/秒前後の高い速度が続いています。 磁場強度は5nTと平均的な値で安定しています。 磁場強度は下がっていないので、 高速の状態はしばらく続くかもしれません。 太陽風磁場の南北成分は、 グラフの前半は南寄りになっていましたが、 後半からは北寄りに傾向が変わっています。 このため、磁気圏の活動は活発な状態から次第に下がっていて、 AE指数は初めは1000nT前途の大きな変化が起きていますが、 その後は変化が小さくなっています。 昨日に続き、昭和基地の全天カメラの動画を紹介します。 磁気圏の活動が落ち着いてきた頃の様子ですが、 一時的な磁場の南向きの変化に関係して、 AE指数に500nTの変化が起きた頃の様子です。 きれいなオーロラですが、激しい変化にはなっていない印象です。 今回の高速太陽風はこの後どの様に推移するでしょうか。 引き続き注目してください。 太陽は無黒点です。 穏やかな状態が続いています。 太陽風の高まりの影響で、 放射線帯の高エネルギー電子が増加して、 GOES15の青線が10,000に達しています。 この後、GOES14も続きそうです。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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