宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 7/ 8 12:55 更新 南半球に第25期の黒点が見えています。太陽風は低速です。 担当 篠原 太陽の南半球に現れた黒点には、2744群と番号が付きました。 この領域は、左にN極、右にS極の磁場を持ち、 南緯27度とやや高い緯度に発生していて、 新しい第25活動周期の黒点の特徴を持っています。 X線グラフの変化はなくなり、活動は穏やかになっています。 黒点としても、次第に小さくなっている印象です。 太陽風は、350km/秒から320km/秒へ速度が下がり、 更に低速になっています。 磁場強度は、5nTと平均的な状態です。 磁場の南北成分は、 グラフの後半から南寄りに変化しています。 このため磁気圏の活動が少し高まり、 AE指数は、小規模ですが300nT前後の変化が続いています。 SDO衛星AIA193の北半球のコロナホールは、 地球へ影響が及び始める目安の位置に達しています。 今後、速度が高まるかもしれません。 小規模の変化に留まると思いますが、注目してください。 南半球に現れた2744黒点群は、新しい第25活動周期の磁場の並びになっている。SDO衛星。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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