宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 7/ 7 12:55 更新 太陽の南側に小さい黒点が発生しています。太陽風は低速です。 担当 篠原 今日の未明から、太陽の南東側(左下)に小さい黒点が発生しています。 磁場の並びは新しい第25期の順番で、 出現した緯度も南緯27度程度と高く、 新しい活動周期の始まりの頃の特徴に合っています。 NOAAの黒点群の番号はまだ付いていません。 X線グラフには、Bクラスの小さい変化が発生しています。 新しい黒点で起きている活動です。 更に規模が大きくなるでしょうか。 太陽風は、350km/秒と低速の風が続いています。 磁場強度は、2nTと弱くなっています。 磁場の南北成分は、0nT付近で変化していて、 一時的に南に向く変化も起きていますが、振れ幅は小さく、 AE指数に250nTの小規模の変化を起こしている程度で、 その他の時間帯は穏やかです。 SDO衛星AIA193では、コロナホールが更に西に進み、 明日以降、太陽風の速度が高まる可能性があります。 前周期は480km/秒とやや高速に達するくらいでしたが、 今回はどうなるでしょうか。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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