宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 7/ 4 06:15 更新 太陽風は少し速度が上がっていますが低速です。皆既日食の写真をどうぞ。 担当 篠原 現地7月2日夕方(日本時間3日朝)の皆既日食の写真を紹介します。 1枚目は、月が太陽を完全に隠す第2接触の瞬間のダイヤモンドリングです。 双眼鏡で眺めるととても美しい光景です。 2枚目は、皆既中のコロナの様子です。 コロナは明るさの差が大きく、 広がりを表現するには複数の露出の写真を合成する必要があります。 掲載しているのは撮影したままの写真ですが、 左右に太いコロナの筋が伸びている様子が分かります。 太陽風は、速度が360km/秒に少し上がっています。 低速の状態は続いています。 磁場強度は5nTで安定しています。 太陽風磁場の南北成分は、 ゆっくりと南北に変化しています。 磁気圏では、これに合わせて小規模の活動が起きていて、 AE指数は300〜400nTの変化が起きています。 SDO衛星AIA193では、コロナホールが更に西に進んでいます。 明日か明後日くらいから、太陽風が高まる可能性があります。 今後の推移に注目してください。 太陽は無黒点で、穏やかです。 こちらの明日の朝に滞在地を出発して、日本に向かいます。 更新は可能な時点で行います。 7日以降は、通常の状態に戻ります。 現地7月2日16時38分(世界時20時38分)にチリで撮影した、皆既日食のダイヤモンドリング。 (c) 篠原 学 現地7月2日16時39分(世界時20時39分)にチリで撮影した、皆既日食のコロナ。 (c) 篠原 学 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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