宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 5/30 12:47 更新 高速太陽風が続き、磁気圏の活動もやや高まっています。小さい黒点が現れました。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日のニュースの後に530km/秒へ上がり、 現在までこの高速状態が続いています。 磁場強度は、速度が高まった後に4nTへ少し下がり、 こちらも安定しています。 27日周期の図を見ると、 速度は前周期と同じ様な高まりになっています。 太陽風磁場の南北成分は、 -4nT程度の南向きが度々発生しています。 速度も高まっているため、磁気圏の活動もやや強まって、 AE指数では、400〜800nTの中規模の変化が 繰り返し発生しています。 前周期の高速太陽風は、増減しながらもう3日ほど続きました。 今回はどのくらいになるでしょうか。 引き続き注目してください。 太陽では、昨日注目していた中央部の明るい領域に、 昨日の午後に小さい黒点が現れました。 夕方頃の様子を、SDO衛星の磁場写真と可視光写真で紹介します。 すると、磁場の並びは右にN極(白)、左にS極(黒)となっていて、 新しい第25活動周期の順番です。 右の可視光写真では、磁場の強まった部分に小さい黒点が見えています。 小さい黒点で、現在はほとんど見えなくなっていますが、 周期の切り替わりに向かって進んでいることを示している様に感じます。 太陽の北半球に現れた、新しい第25活動周期の磁場の並びの黒点。SDO衛星。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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