宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 5/29 12:31 更新 太陽風の速度が500km/秒に上がり、磁気圏もやや活動的になっています。 担当 篠原 昨夜から太陽風の速度がゆっくりと上昇を始め、 今朝からは上がり方も少し速まって、 ちょうど500km/秒の高速風に達したところです。 27日周期の図を見ると、 前周期とほぼ同じタイミングで速度の変化が到来しています。 前周期の太陽風は、550km/秒まで速度が高まりました。 今回はどうなるでしょうか。 太陽風の磁場強度は、7nTとやや強まった状態です。 南北成分は南北両方に振れる様になり、 -5nTを超える南向きの変化が発生する様になっています。 このため、磁気圏の活動もやや高まって、 AE指数には、300〜500nTの小規模の変化が 発生する様になっています。 太陽は無黒点の状態ですが、 SDO衛星AIA193の太陽の中心部の北寄りに、 小さい明るい点が発生しています。 この後、黒点が発生するでしょうか。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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