宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 5/16 12:36 更新 太陽風はやや高速ですが、磁気圏は静かです。C2.0の小規模フレアが発生しました。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨夜にかけて410km/秒に下がりましたが、 今日に入るとまた少し高まり、 450km/秒とやや高速くらいになっています。 磁場強度は、今朝までは10nT近くに強まっていましたが、 そこから下がり始めて、現在は3nTとやや弱くなっています。 太陽風磁場の南北成分は、ずっと北寄りが続いています。 このため、磁気圏は静かになっていて、 AE指数のグラフはほとんど変化がありません。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 小さいコロナホールが見えている程度です。 この後の太陽風は、穏やかな風になりそうです。 太陽では、2740黒点群が西に沈み、 2741群だけになっています。 この2741群で、早朝の16日4時(世界時15日19時)に、 C2.0の小規模フレアが発生しました。 Cに達するフレアの発生は、9日のC6.7以来です。 目立つ活動が少なくなって、 2741群も静かに西に沈んで行くのでしょうか。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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