宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 5/11 13:23 更新 太陽風の弱い乱れが到来しました。磁気圏の活動も少し高まっています。 担当 篠原 5月6日のCMEによると思われる太陽風の小規模の乱れが、 深夜、11日2時(世界時10日17時)にやって来ました。 太陽風の磁場強度が5nTから10nT近くに高まり、 プラズマの密度は、1cm^3あたり6個から15個ほどに増加し、 速度も、330km/秒から370km/秒へ少しだけ高まりました。 磁場の南北成分は、初めは0nT近くだったのですが、 その後、-10nTと南向きに強まり、 磁気圏では、AE指数が1000nTに達するオーロラの活動が発生しています。 現在は、磁場強度は強まったままですが、 南北成分は0nTに戻っています。 磁気圏の活動の高まりはここまでで終わりそうです。 太陽では、X線グラフには目立った変化はありませんが、 2734黒点群付近で小さい爆発現象が起きています。 STEREO Ahead衛星によると、この爆発に伴って、 弱いCMEの噴出も起きている様です。 4日後くらいに、弱い太陽風の乱れがやって来るかもしれません。 可視光写真では、右の2740黒点群が少し小さくなっている様です。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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