宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2019/ 5/13 14:11 更新 太陽風は更に低速になっています。淡いCMEが発生しています。 担当 篠原 太陽風磁場の南向きの変化は昨夜くらいに一旦終わり、 今朝にかけて0nTを挟んで南北に変化する様になりました。 その後、小さい南向きになって現在まで続いています。 磁場強度は、6nTから8nTと、 やや高まった状態が続いています。 太陽風の速度は、 350km/秒から320km/秒へ下がっています。 磁場の南向きの変化も終わって、 太陽風は穏やかな低速風になっています。 太陽は、右の2740黒点群は更に小さくなって、 左の2741黒点群だけが目立っています。 今朝、13日4時(世界時12日19時)頃に、 この黒点群の周辺で、 フィラメント噴出の様な弱い爆発が発生し、 X線グラフにB2程度の小さい変化を起こしています。 SDO衛星AIA193による動画を掲載します。 この爆発に伴ってCME(太陽ガスの放出現象)が発生し、 SOHO衛星LASCO C2、C3によると、 太陽全体を囲む様に広がるハロー型のCMEになっています。 とても淡いCMEですが、LASCO C2、C3の動画を掲載します。 太陽の中心部で発生しているので、 4〜5日後くらいに太陽風の乱れが地球に到来するかもしれません。 その場合、速度の変化は特に見られず、 磁場の強まりがやって来るのではないかと思います。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽を囲むようにCMEが広がっている。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |