宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 5/14 13:38 更新 太陽風は540km/秒の高速風になっています。2741群でCMEが発生しています。 担当 篠原 昨日のニュースの後から、 太陽風の速度はゆっくりと高まり始め、 今朝、14日7時(世界時13日22時)には、 400km/秒と平均的な速度に達しました。 そこから速度の上がり方が一段早くなり、 現在は540km/秒と高速の風に変わっています。 速度と同様に太陽風の磁場強度も高まっていて、 今朝以降は13nT前後で推移しています。 磁場の高まりが続いているので、 引き続き速度の変化にも注意が必要です。 SDO衛星AIA193の画像では良く分からなかったのですが、 コロナホールの影響でしょうか。 太陽風磁場の南北成分は、 磁場が強まっているため、南向きにも大きく変化しています。 速度の高まりと重なって、磁気圏の活動も高まっている様です。 こちらについても、今後の推移に注目してください。 太陽では、深夜、14日0時(世界時13日15時)に、 2741黒点群でB3.5の小さいフレアが発生し、 昨日と同様にCME(太陽ガスの放出現象)も発生しています。 1枚目に、SDO衛星AIA193の動画を掲載します。 太陽の中央部で爆発が発生しています。 次は、STEREO Ahead衛星のCOR2によるCMEの様子です。 この動画では、右方向に地球があります。 ガスの噴出は下向きに少し偏っていますが、 4日後くらいに太陽風の乱れがやって来る可能性があります。 2741黒点群で発生したB3.5の小さいフレア。SDO衛星AIA193。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) フレアに伴って発生したCME。地球は右方向にある。STEREO Ahead衛星COR2。 (c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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