宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:56)
昨日、C6.7の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/10 --- ---
5/ 9 14:41 C6.7
5/ 8 --- ---

黒点  5/10 (NOAA)
磁場 フレア
2740 4 β C7
2741 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:44 369 -2.4
-2 h 367 -1.7
-4 h 382 -1.8
-6 h 383 -1.5
-8 h 382 -1.8
-10 h 378 -1.1
-12 h 381 -1.9

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
14:30 -10 -/ -
-2 h -9 -/ -
-4 h -8 -/ -
-6 h -6 -/ -
-8 h -3 -/ -
-10 h -2 -/ -
-12 h 2 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^1
5/10 0.5 1x10^2
5/ 9 0.5 9x10^2
5/ 8 0.5 1x10^3
5/ 7 0.4 8x10^2
5/ 6 0.5 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2019/ 5/ 5 13:00 新しく現れた2740黒点群でフレアの活動が続いています。
2019/ 5/ 6 13:41 2740黒点群で小さい活動が続いています。太陽風はやや低速です。
2019/ 5/ 7 14:02 C9.9など小規模フレアの発生が続いています。
2019/ 5/ 8 12:30 2740黒点群の活動は続いています。太陽風は低速です。
2019/ 5/ 9 12:50 フレアは少なくなっています。太陽風は更に低速になっています。
最新のニュース

2019/ 5/10 14:56 更新
C6.7の小規模フレアが発生しました。太陽風はやや低速です。

担当 篠原

昨日のニュースの後、9日14時班(世界時9日5時半)に、
2740黒点群でC6.7の小規模フレアが発生しました。
X線グラフに変化が見られなくなって、
静かになってきたと思ったところでの発生でした。

SDO衛星AIA131、193の動画を掲載します。
爆発とともにガスが噴き上がる様子も見えていますが、
目立つ程のCMEは発生していません。

2740黒点群は、その後は特にフレアを起こしておらず、
太陽は静かになっています。


太陽風は、昨日の午後に速度が少し高まり、
380km/秒とやや低速の状態になっています。
磁場強度は、速度が高まる頃に7nTくらいになりましたが、
その後は4nTに下がっています。

磁場が少し高まった頃に南向きの変化も発生し、
AE指数に500nTの中規模の変化を起こしています。
その後は、弱い南寄りになって、
AE指数は小さい変化が見られる程度です。

この後、C9.9のフレアの時のCMEによる
弱い変化が見られるかもしれません。
それがなければ、太陽風は穏やかに推移するでしょう。




2740黒点群で発生したC6.7のフレア。SDO衛星AIA131、193。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


2740(右)、2741(左)黒点群の拡大写真。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。