宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 5/ 9 12:50 更新 フレアは少なくなっています。太陽風は更に低速になっています。 担当 篠原 2740黒点群、2741黒点群は、 可視光写真の見え方にあまり変化はありませんが、 X線グラフの変化はだいぶ少なくなっています。 昨日の昼、8日12時(世界時8日3時)頃に、 Bクラスの長時間型の高まりが発生した程度です。 この活動では、CME(太陽ガスの放出現象)も噴出していて、 SOHO衛星のLASCO C2、C3によると、 太陽の左に向かってガスが飛び出しています。 地球に対して横向きなので、影響はないでしょう。 2つ黒点群は、このまま静かになっていくのでしょうか。 引き続き注目してください。 太陽風は、速度が310km/秒へ下がり、 更に低速になっています。 磁場強度も、2nTと弱くなっています。 磁場の南北成分は、 振れ幅も小さいですが、北寄りの傾向です。 速度の低下もあり、磁気圏はとても穏やかになっています。 AE指数は、全く変化が見られません。 2740(右)、2741(左)黒点群の拡大写真。SDO衛星。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース 2741黒点群付近から太陽の左に向かって噴出するCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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