宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 5/ 5 13:00 更新 新しく現れた2740黒点群でフレアの活動が続いています。 担当 篠原 太陽の東側から現れた黒点は、2740黒点群と番号が付けられました。 昨日のニュースで、出現直後にC1.0フレアが観測された (4日8時、世界時3日23時)ことをお知らせしましたが、 このフレアは太陽の向こう側では、もっと大きな活動だった様で、 STEREO Ahead衛星のEUVI 195カメラでは、 激しい爆発の様子が観測されています。 もうひとつ前に発生した、更に遠くのフレアと合わせて、 EUVI 195の動画で紹介します。 この写真で、太陽の中心のやや右側で発生しているフレアが C1フレアに繋がる活動です。 地球から見える側で発生していたら、 どのくらいの規模になっていたのでしょうか。 このフレアに伴って、CME(太陽ガスの放出現象)も発生しています。 地球側に位置するSOHO衛星のLASCO C2、C3の動画を掲載します。 地球から見ると、太陽の左側で発生した現象なので、 CMEのガスも左側に飛び出しています。 2740黒点群では、今朝、5日7時半(世界時4日22時半)に、 C2.1の小規模フレアが発生しています。 この後、更に向こう側の領域も見えて来ます。 どの様な活動になるのか注目してください。 太陽風は、昨日の午後から速度が上がり始め、 夜には500km/秒の高速風に達しました。 現在も480km/秒とやや高速の風が続いています。 一方、太陽風の磁場強度は、速度と反対に次第に下がり、 現在は4nT程で安定しています。 磁気圏は、AE指数に小中規模の変化が発生する時間帯が見られますが、 以降は静かになっています。 太陽の東端の2740黒点群。SDO衛星。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース 世界時3日後半に発生した、2740黒点群の向こう側の領域の活動の様子。STEREO Ahead衛星EUVI 195。 (c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) 地球側から撮影された、太陽の向こう側の活動で発生したCMEの様子。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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