宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:25)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/ 4 --- ---
5/ 3 --- ---
5/ 2 --- ---

黒点  5/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:15 416 +1.2
-2 h 406 +0.6
-4 h 395 +0.7
-6 h 395 -1.1
-8 h 370 -1.9
-10 h 390 +0.2
-12 h 403 +0.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
08:30 -14 -/ -
-2 h -7 -/ -
-4 h -1 -/ -
-6 h -2 -/ -
-8 h -2 -/ -
-10 h -2 -/ -
-12 h -9 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^3
5/ 4 0.5 6x10^3
5/ 3 0.5 3x10^3
5/ 2 0.4 5x10^2
5/ 1 0.5 7x10^1
4/30 0.5 7x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
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太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2019/ 4/29 16:07 低速の太陽風が続いています。磁気圏も穏やかです。
2019/ 4/30 12:24 太陽風は更に低速になっています。太陽もとても静かです。
2019/ 5/ 1 08:40 300km/秒に近い低速の太陽風が続いています。コロナホールの影響が始まりそうです。
2019/ 5/ 2 08:55 高速太陽風が始まりました。磁気圏の活動もやや高まっています。
2019/ 5/ 3 08:56 高速太陽風の速度は下がり始めています。
最新のニュース

2019/ 5/ 4 09:25 更新
太陽の東端から黒点が現れました。この向こう側にかけて、活動的な領域が広がっています。

担当 篠原

太陽の東端から、新しい黒点が顔を出しています。
これは、4月中旬に見えていた2738黒点群が、
太陽の向こう側を回って帰ってきた姿の様です。

現れてすぐ、C1にぎりぎり届くくらいの
フレアが発生しています。
まだ端から見え始めたばかりなので、
本当の規模はこれより大きかった可能性があります。

地球から向かって太陽の東側(左側)から観測を行っている
STEREO Ahead衛星によると、
この黒点の向こう側にかけて活動的な領域が大きく広がり、
フレアやCME(太陽ガスの放出現象)などが活発に発生しています。
昨日、3日の活動の様子を、
EUVI 195とCOR2カメラの動画で紹介します。

EUVI 195の写真の中央部の明るい領域が、
地球側から見え始めた黒点です。
その向こう側(左側)にかけて、
明るい領域が大きく広がっています。
そして、爆発現象がこの領域の右側や左側で発生しています。

COR2の動画では、
太陽の左側に向かってCMEのガスが飛び出しています。
地球から見ると、太陽の向こう側に向かっているので、
影響はありません。

今日見え始めた黒点に続いて、
向こう側の領域が現れてくることになります。
今後、どの様な活動が見られるでしょうか。


太陽風は、昨夜までは450km/秒とやや高速の風が続いていましたが、
その後、400km/秒に下がり、平均的な速度に戻っています。
高速の太陽風は、2日ほどで終わりました。

一方、磁場強度は5nTから10nTにやや強まっています。
磁場の南北成分は、グラフの中盤までは小さい変化でしたが、
後半では -5nTくらいの南向きの変化も発生しています。
磁気圏は穏やかに推移していますが、
磁場が少し強まったことで、
小規模の変化が起きやすくなるかもしれません。




太陽の東端から現れた新しい黒点。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


太陽の東端の向こう側の活動領域の様子。STEREO Ahead衛星EUVI 195。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


STEREO Ahead衛星から観測したCME。STEREO Ahead衛星COR2。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。