宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 4/24 11:54 更新 太陽風は平均的な速度に戻っています。 担当 篠原 太陽風の弱い高まりが始まっています。 昨夜遅くから、太陽風の磁場強度が高まり始め、 未明に10nTに達しました。 続く様に速度も高まり始め、 350km/秒の低速風から、 420km/秒と平均的な速度に変わっています。 一方、磁場強度は既に下がり始めていて、 5nTと平均的な状態に戻っています。 現時点では、速度の変化は小幅に留まっています。 27日周期の図の前周期の速度の高まりは 500km/秒に達していた(3月28日)のですが、 今回はこの後どの様に推移するでしょうか。 太陽風磁場が強まった頃に、南北成分の変化も強まり、 -10nT近い南向きの変化も発生しています。 速度はやや低速でしたが、磁気圏の活動も高まって、 AE指数に小〜中規模程度と思われる変化が発生しています。 現在は、南北成分は0nT近くに小さくなっています。 磁気圏の変化も一旦落ち着きそうです。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 コロナホールは横方向にある程度の広がりを持っていました。 引き続き、影響に注目してください。 太陽は無黒点です。 穏やかな状態が続いています。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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