宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 4/21 11:02 更新 低速の太陽風が続いています。磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は、320〜350km/秒と低速の状態が続いています。 磁場強度は、5nTと平均的な値で安定しています。 磁場の南北成分は、振れ幅は小さいですが、 時々、南向きに変化しています。 これに対応して、AE指数のグラフにも小さい変化が発生しています。 しかし、全体としては磁気圏は穏やかです。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 太陽の中央部の南側に、横方向にコロナホールが広がっています。 27日前の前周期よりも広がりは大きくなっています。 このため、27日周期の図の3月28〜29日にやって来た 太陽風速度の高まりよりも、 今回は変化が長く続いたり、 速度がより高まったりするかもしれません。 23日以降に注目してください。 太陽は、西に沈んでいった2738黒点群の領域で、 B8に続いて、B6の小さいフレアも起きています。 SDO衛星AIA131の動画で、この活動の様子を紹介します。 太陽の端近くで、小さい活動が頻繁に起きている様子が分かります。 一方、2739黒点群はだいぶ小さくなっていて、 掲載の可視光写真では、かろうじて見える程度です。 こちらも西の端に近付いていて、 この後、太陽は無黒点になりそうです。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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