宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 4/20 12:49 更新 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。2738黒点群が西に沈みました。 担当 篠原 太陽風は、320km/秒の低速の風が続いています。 磁場強度も、5nTと平均的な状態で安定しています。 27日周期の図のセクターを見ると、 太陽風磁場の大まかな方向が T(地球から太陽向き)からA(太陽から地球向き)に 切り替わる変化が到来していますが、 速度や磁場強度には特に変化はありません。 AE指数のグラフは、データエラーが発生しているようで、 太い状態が続いていますが、変化は特に見られず、 磁気圏も穏やかに推移しています。 SDO衛星AIA193では、 太陽の中央部の南半球側にやや淡いコロナホールが広がっています。 3〜4日後くらいにこの影響がやって来る可能性があります。 27日周期の図でも、 前周期の3月28日に速度の高まりが到来しています。 太陽は、2738黒点群が沈んで見えなくなり、 2739黒点群だけになっています。 X線グラフでは、 グラフの最後にB8の小さいフレアが観測されています。 SDO衛星の画像によると、 太陽の端に沈んだ2738群の領域で発生しています。 こちら側に見えていれば、Cクラスに達していたかもしれません。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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