宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 4/ 6 12:56 更新 高速の太陽風が続いています。3月の黒点相対数は 9.5 でした。 担当 篠原 WDC-SILSOより、 3月の黒点相対数の月平均値は、 9.5 と発表されました。 3月は、上旬に小さいですが2734黒点群が現れ、 下旬にはC5.6のフレアを起こした2736群が現れるなどして、 月の半分は黒点が見えていました(無黒点日は14日)。 それでも、平均値が10を割る状態は続いていて、 2018年7月以降、9か月連続で1桁台に留まっています。 現在の太陽は、2737黒点群が見えていた領域に、 小さい黒点が現れたり消えたりしています。 SDO衛星AIA193の写真では、 東端(左端)の向こう側が明るくなっています。 3月下旬にフレアを起こした2736群の領域が 太陽の向こう側を回ってきた様です。 現在の活動度はどうなっているでしょうか。 太陽風は、速度が520km/秒に高まっています。 コロナホールの影響は強まっています。 一方、磁場強度は、6nTから3nTへゆっくりと下がっています。 磁気圏では小規模の活動が続いていて、 AE指数は200〜500nTの変化が連続的に発生しています。 今日のSDO衛星AIA193の写真では、 太陽の中央線付近にコロナホールは見えていません。 太陽風の高まりは次第に下がって行きそうです。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の太陽黒点相対数の長期変化。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の月毎の無黒点日の日数。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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