宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 3/16 12:44 更新 太陽風は平均的な速さへ高まっています。 担当 篠原 昨日のニュースの直後、15日15時(世界時15日6時)過ぎに、 太陽風の速度が320km/秒から400km/秒に 急に高まる変化が到来しました。 大きさとしては、低速風から平均的な速度に高まった程度で、 目立つ程の乱れではありません(27日周期の図の速度のグラフを参照)。 その後も、380〜400km/秒と平均的な速度が続いています。 磁場強度は、7nTから6nTへゆっくりと下がっています。 南北成分は、北向きの変化と弱い南向きの変化が 交互に来ています。 磁気圏では、磁場が南寄りになった頃に小規模の活動が起きていますが、 全体としては穏やかです。 SDO衛星AIA193では、 中央部の小さいコロナホールが太陽の西側(右側)に進んでいます。 27日周期の図では、前周期の太陽風は、 4日後くらいに470km/秒程度の速度の高まりが発生しています。 この領域の東側(左側)にはコロナホールは見られず、 太陽風は、全体としてはしばらく穏やかに推移しそうです。 太陽は無黒点です。 穏やかな状態が続いています。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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