宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 3/11 14:58 更新 太陽風は低速になっています。磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日の午後に400km/秒台を割り、 330km/秒に下がって低速風になっています。 27日周期の図のセクターのグラフを見ると、 太陽風磁場の大まかな方向の切り替わりも到来しています。 一時的な変化かもしれませんが、 太陽風の様子が前周期と変わっているのかもしれません。 太陽風の磁場強度は、3nTから5nTに少し上がり、 平均的な状態です。 太陽風磁場の南北成分は、 0nT付近から北寄りの傾向になっています。 磁気圏は静かな状態が続いています。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 太陽の中心部から南極域にかけて、 縦にコロナホールが細長く伸びています。 この広がりは27日前には見られなかったもので(1枚目の図を参照)、 今後の太陽風の推移は、前周期とは変わる可能性があります。 前周期も2月14日に速度の高まりが起きていますが、 今回はどの様な変化になるでしょうか。 太陽は、2734黒点群が見えていますが、 特に活動はなく、穏やかです。 2周期前(54日前)、1周期前(27日前)、現在のコロナホールの様子。SDO衛星AIA193。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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