宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:27)
昨日、C1.3の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/ 9 --- ---
3/ 8 12:01 C1.3
3/ 7 --- ---

黒点  3/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
2734 4 β C1

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:15 427 +3.4
-2 h 417 +2.3
-4 h 422 +1.1
-6 h 398 -0.7
-8 h 399 +0.2
-10 h 398 +0.2
-12 h 399 -0.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -1 -/ -
-2 h -3 -/ -
-4 h -3 -/ -
-6 h -6 -/ -
-8 h -12 -/ -
-10 h -14 -/ -
-12 h -14 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^3
3/ 9 0.4 2x10^3
3/ 8 0.5 5x10^3
3/ 7 0.5 9x10^3
3/ 6 0.5 1x10^4
3/ 5 0.6 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2019/ 3/ 4 12:31 高速太陽風は終わりを迎えています。2月の黒点数は 0.8 でした。
2019/ 3/ 5 12:11 太陽風は平均的な状態です。小さい黒点が発生しています。
2019/ 3/ 6 14:51 太陽に2734黒点群が見えています。太陽風は平均的な速さです。
2019/ 3/ 7 17:12 太陽風は平均的な状態が続いています。
2019/ 3/ 8 14:05 2734黒点群でC1の小規模フレアが発生しました。
最新のニュース

2019/ 3/ 9 13:27 更新
太陽風は平均的な状態です。淡いCMEが発生しています。

担当 篠原

昨日2734黒点群で発生したフレアは、C1.3の規模でした。
フレアに伴ってCME(太陽ガスの放出現象)も発生した様で、
SOHO衛星LASCO C2カメラの動画(1枚目の図)では、
太陽の上側の左右に向かって、淡いガスが飛び出しています。
このため、CMEは地球の方向にも向かっていると考えられます。
地球まで4日程度かかると考えると、
12日頃の到来になる可能性があります。
速度の変化は小さいと思われますが、
太陽風磁場の強まりがやって来る可能性があります。
その場合、南向きに大きく変化すると、
磁気圏の活動が強まると考えられます。

2734黒点群は、昨日よりも小さくなっている様です。
その後は特に活動もなく、穏やかになっています。


太陽風は、400〜420km/秒と平均的な速度が続いています。
磁場強度は、5nTから3nTに少し下がりましたが、
再び5nTに戻っています。

磁場の南北成分は、0nT付近から北寄りの傾向になっています。
磁気圏は全体としては穏やかですが、
AE指数には500nTの変化も起きています。

27日周期の図を参照すると、
太陽風は、現在の様な平均的な状態が続きそうです。




種子島ロケットコンテストは、競技は無事に終わり、
今日はモデルロケットや缶サットに関する研究会です。
明日の夕方に鹿児島に帰ります。



昨日のC1.3の小規模フレアに伴って発生したCME。SOHO衛星LASCO C2。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。