宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 3/ 9 13:27 更新 太陽風は平均的な状態です。淡いCMEが発生しています。 担当 篠原 昨日2734黒点群で発生したフレアは、C1.3の規模でした。 フレアに伴ってCME(太陽ガスの放出現象)も発生した様で、 SOHO衛星LASCO C2カメラの動画(1枚目の図)では、 太陽の上側の左右に向かって、淡いガスが飛び出しています。 このため、CMEは地球の方向にも向かっていると考えられます。 地球まで4日程度かかると考えると、 12日頃の到来になる可能性があります。 速度の変化は小さいと思われますが、 太陽風磁場の強まりがやって来る可能性があります。 その場合、南向きに大きく変化すると、 磁気圏の活動が強まると考えられます。 2734黒点群は、昨日よりも小さくなっている様です。 その後は特に活動もなく、穏やかになっています。 太陽風は、400〜420km/秒と平均的な速度が続いています。 磁場強度は、5nTから3nTに少し下がりましたが、 再び5nTに戻っています。 磁場の南北成分は、0nT付近から北寄りの傾向になっています。 磁気圏は全体としては穏やかですが、 AE指数には500nTの変化も起きています。 27日周期の図を参照すると、 太陽風は、現在の様な平均的な状態が続きそうです。 種子島ロケットコンテストは、競技は無事に終わり、 今日はモデルロケットや缶サットに関する研究会です。 明日の夕方に鹿児島に帰ります。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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