宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:31)
太陽フレアは静かです。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/ 4 --- ---
3/ 3 --- ---
3/ 2 --- ---

黒点  3/ 4 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:25 442 -3.6
-2 h 457 -1.7
-4 h 456 -1.6
-6 h 455 -1.8
-8 h 444 +0.6
-10 h 443 +0.7
-12 h 460 -0.0

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -24 -/ -
-2 h -12 -/ -
-4 h -11 -/ -
-6 h -13 -/ -
-8 h -12 -/ -
-10 h -9 -/ -
-12 h -12 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^4
3/ 4 0.4 5x10^4
3/ 3 0.5 6x10^4
3/ 2 0.4 3x10^4
3/ 1 0.5 5x10^3
2/28 0.4 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2019/ 2/27 12:21 太陽風は低速の状態です。この後、高速太陽風が始まりそうです。
2019/ 2/28 12:43 高速太陽風が始まりました。磁気圏の活動も高まっています。
2019/ 3/ 1 12:31 太陽風の速度は更に上がり、磁気圏の活動も活発です。
2019/ 3/ 2 12:51 500km/秒台の高速太陽風が続き、磁気圏も活動的です。
2019/ 3/ 3 13:56 太陽の東端に第25期の磁場の並びを持つ領域が現れています。
最新のニュース

2019/ 3/ 4 12:31 更新
高速太陽風は終わりを迎えています。2月の黒点数は 0.8 でした。

担当 篠原

WDC-SILSOより、
2月の黒点相対数の月平均値は、 0.8 と発表されました。

この数字が1を割るのは、
前の極小期の2009年8月以来で、10年ぶりです。
ちなみに、この2009年8月は1か月間完全に無黒点で、
3枚目の図の黒点相対数0の日のグラフでは、
唯一30日を超える場所に点が打たれています。

前の極小期では、月平均値が1を下回ったのは、
2008年7月、8月、2009年3月、8月の4回ありました。
今回はどのくらい発生するでしょうか。

また、黒点が見えなかった黒点相対数0の日は26日でした。
28日しかない2月なので、
黒点が見えたのは13日と21日の2日だけです。

黒点が少なくなる一方で、
昨日も紹介した様に、
新しい活動周期の特徴を持った領域が現れる様になっています。
第25活動周期への切り替わりは進んでいる様です。


今日の太陽は、南東(左下)に昨日紹介した磁場の強まりがありますが、
黒点はなく、可視光写真に白斑が見えているだけです。
X線グラフも変化はなく、穏やかです。


太陽風は、450km/秒まで速度が下がっています。
磁場強度は、4nT前後で推移しています。

27日周期の図の前周期と同じくらいに
高速太陽風は終わりを迎えています。
この後、前周期の太陽風は400km/秒台で推移していました。
今回も同じ様な変化になるかもしれません。

磁気圏の活動は更に弱くなり、
AE指数は小規模の変化が見られる程度になっています。
この後も、基本的には穏やかな状態が続きそうです。


放射線帯の高エネルギー電子は、
1万を超えた状態が続いています。
太陽風が落ち着いてきたので、今後は次第に減少していくでしょう。



太陽黒点相対数の長期変化。2月の黒点相対数は 0.8 でした。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


1970年以降の太陽黒点相対数の長期変化。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


1970年以降の月毎の無黒点日の日数。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。