宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 3/ 3 13:56 更新 太陽の東端に第25期の磁場の並びを持つ領域が現れています。 担当 篠原 太陽の東端から現れた活動的な領域は、 太陽の新しい活動周期、第25期の磁場の並びになっています。 1枚目の左側の磁場写真では、 左端近くにこの領域の磁場の強まりが見えています。 左側はN極(白)、右側はS極(黒)となっています。 過去のニュースを振り返ると、 2月13日の記事で、太陽の西側に 新しい周期の磁場の強まりが現れたことを紹介しています。 この領域が太陽の裏側を回って、再びこちら側に現れた様です。 見えている位置も、南緯18度程度と前回と同様です。 この領域は、出現して18日経っていることになります。 可視光写真では、黒点は見えていない様で、 太陽は無黒点が続いています。 太陽風は、今朝までは550km/秒付近を保っていましたが、 その後一段下がって、500km/秒になっています。 高速の状態は続いていますが、勢いは弱まってきています。 磁場強度は、4nTと少し弱くなっています。 磁気圏の活動も勢いが下がり、 AE指数では500nT程度の中規模の活動が続く様になり、 グラフの後半は、もう少し弱くなっています。 前周期の高速太陽風も、この後に終わりを迎えています。 今回も同様の推移になりそうです。 放射線帯の高エネルギー電子は、更に高まっています。 高速太陽風が落ち着いてきたので、 こちらの増加も落ち着きそうです。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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