宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 2/13 12:42 更新 太陽の南半球に第25期の磁場の並びを持つ黒点が現れています。 担当 篠原 昨日に続いて、今度は太陽の南半球に、 新しい活動周期の磁場の並びを持った領域が現れています。 昨日の磁場の強まりは、その後弱くなって見えなくなりました。 それに続くように、太陽の南西側(右下側)に磁場の強まりが現れ、 可視光写真を拡大すると、小さい黒点も見えています。 出現緯度は、南緯17度くらいです。 昨日の領域よりも低緯度ですが、 赤道からはある程度離れているので、 新しい活動周期の領域と考えて良いのではないかと思います。 磁場の並びは、右にS極(黒)、左にN極(白)です。 これは、昨日の北半球の領域と反対になっています。 北半球と南半球の黒点の磁場の並びは反対になるので、 今回の黒点の磁場は、 新しい第25活動周期の南半球の特徴を持っていると言えます。 新しい領域の現れる頻度が上がってきたのでしょうか。 今後の推移に注目して下さい。 太陽風は、400km/秒と平均的な速度に戻っています。 磁場強度は、5nTと平均的な状態です。 磁気圏は全体としては穏やかですが、 AE指数には小規模の変化も発生しています。 27日周期の図を見ると、 前周期はこの後に速度の高まりが来ています。 今回はどうなるでしょうか。 太陽の南半球に現れた、新しい第25活動周期の磁場の並び。SDO衛星。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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