宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 3/ 1 12:31 更新 太陽風の速度は更に上がり、磁気圏の活動も活発です。 担当 篠原 太陽風の速度は、500km/秒から570km/秒へ高まっています。 27日周期の図の前周期の高まりに近い速さに達しています。 反対に、磁場強度は7nTから5nTへ少し下がり、 平均的な状態に戻っています。 太陽風磁場の南北成分は、 全体として南寄りの傾向になっています。 -5nT程度の南向きの変化が頻繁に発生して、 速度の高まりと重なり、磁気圏の活動を高めています。 AE指数のグラフは、 1000nTを少し超えるくらいの大きな変化が 繰り返し発生しています。 昨日に続き、 ノルウェー・トロムソの全天カメラの動画を掲載します。 世界時28日18〜19時頃のオーロラで、 AE指数の変化は1200nTに達しています。 太陽風の磁場強度が下がり始めて、 今後は南向きの変化も少しずつ小さくなりそうです。 その場合、磁気圏の活動も次第に小さくなっていくでしょう。 前周期の高速太陽風は、この後2日半ほど続いています。 今回はどうなるでしょうか。 太陽は無黒点です。 東端の南半球の向こう側から、 活動的な領域が近づいています。 どの様な領域が現れるでしょうか。 ノルウェーのトロムソで全天カメラにより撮影された、世界時28日18〜19時頃のオーロラ。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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