宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 2/24 09:55 更新 太陽風は低速になっています。磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は、330km/秒まで下がって、 低速の風になっています。 磁場強度は、3〜4nTとやや弱い状態が続いています。 磁場の南北成分は北寄りに推移していて、 磁気圏も穏やかです。 AE指数は、太陽風磁場が弱い南向きになった頃に、 200nTの小さい変化を起こした程度です。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 太陽の中央部の南寄りに、 コロナホールが東西方向に広がっています。 このコロナホールは形を変えながら、 ずっとこの辺りに広がっていて、 高速の太陽風を繰り返し地球にもたらしています。 2周期前からの広がりの変化を1枚目の図で紹介します。 27日周期の図を見ると、前周期の太陽風は、 1月31日に速度の上昇が始まっています。 今回も、26〜27日あたりから太陽風の変化が始まりそうです。 前回は、600km/秒まで太陽風の速度は高まりました。 コロナホールの広がりの様子から、 今回も同じくらいの変化が見られるのではないでしょうか。 オーロラの活動にも注目して下さい。 太陽は無黒点です。 太陽の西側で、今朝くらいからフィラメント噴出が始まっています。 ちょうど噴き上がるところまでSDO衛星で撮影されています。 AIA304による動画を掲載します。 CME(太陽ガスの放出現象)として飛び出しそうですが、 西側に寄っているので、地球への影響は小さいでしょう。 2周期前(54日前)、1周期前(27日前)、現在のコロナホールの様子。SDO衛星AIA193。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース 太陽の西側でフィラメント噴出が発生しています。SDO衛星AIA304。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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