宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 2/23 08:50 更新 太陽風の速度は平均的な速さに戻っています。磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日のニュースの頃が最高だった様で、 今朝には400km/秒まで下がり、平均的な速さに戻っています。 27日周期の図で前周期の速度の高まりと比べると、 ずいぶん小さい変化になってしまいました。 太陽風の磁場強度は、3〜4nTとやや弱い状態が続いています。 南北成分は、0nT付近で小さく変化する程度で、 比較的北寄りに振れています。 磁気圏は穏やかで、AE指数はほとんど変化のない状態です。 SDO衛星AIA193を見ると、 赤道付近を東西に広がるコロナホールの先頭(右端)が、 太陽の中心線に達しています。 3日後くらいから高速の太陽風が始まりそうです。 27日周期の図を見ると、前周期は1月31日に変化が始まっています。 この図で見積もると、到来は4日後くらいになるかもしれません。 また、昨日紹介した弱いCMEによる太陽風の乱れが 明日、明後日くらいに見られるかもしれません。 この変化がなければ、 高速太陽風の到来まで太陽風は穏やかに推移しそうです。 太陽は無黒点で、穏やかです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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