宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 2/21 12:50 更新 太陽風の変化が始まりました。現在は平均的な速さです。 担当 篠原 太陽風の変化が始まっています。 今朝、21日4時(世界時20日19時)頃から、 太陽風の磁場強度が5nTを超えて強まり始め、 21日9時(世界時21日0時)に、12nTまで高まりました。 その後少し下がって、現在は8nTとやや強まった状態です。 太陽風の速度も、追いかけるように上昇を始めて、 今朝までは300km/秒近い低速風でしたが、 現在は430km/秒と平均的な速さに戻っています。 27日周期の図を見ると、 前周期よりも1日半ほど遅れて変化が始まっています。 前周期は600km/秒まで速度が上昇しましたが、 今回はどこまで上がるでしょうか。 コロナホールの広がりを考えると、 あまり高まらないかもしれません。 太陽風磁場の南北成分は、 強まり始めた頃は南寄りに変化していましたが、 最高に達した後は、北向きに傾向が変わっています。 南向きの頃は速度が遅かったため、 磁気圏の活動はあまり高まらず、 AE指数は小規模の変化が起きた程度です。 現在は北寄りに変わっているので、 磁気圏は穏やかなまま推移しています。 この後、磁場が再び南寄りになると、 磁気圏の活動も高まる可能性があります。 SDO衛星AIA193では、 太陽の東側(左側)から次のコロナホールが伸びています。 前周期は1月31日から太陽風の変化が始まっています。 太陽は、無黒点が続いています。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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