宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 2/18 12:17 更新 太陽風は350km/秒の低速風です。 担当 篠原 太陽風は低速の状態が続いています。 昨日のニュースの時点で、 太陽風の最新データは欠測になっていましたが、 回復した夕方には320km/秒と速度は更に下がっていました。 今日に入った頃に350km/秒へ少し上がり、 現在までこの速さが続いています。 一方、太陽風の磁場強度は、 今朝までは4〜5nTで推移していましたが、 その後、7nTに少し高まる変化が到来しています。 強度の変化としては小さいものですが、 南北成分が南向きに偏って振れる様になり、 -3〜 -5nTの状態が5時間ほど続いています。 グラフの最後に、0nTに戻る変化が見えています。 この後は南北どちらに振れるでしょうか。 磁気圏では、磁場の南向きが続いていた頃に、 AE指数で200〜300nTの小規模の変化が起きています。 速度が下がっていることもあり、 目立つ程の変化にはなっていません。 SDO衛星AIA193では、 太陽の中央部のコロナホールが西に進み、 地球へ影響が及び始める目安の位置に近付いています。 明日以降の太陽風の変化に注目してください。 太陽は無黒点で、穏やかな状態が続いています。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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