宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 2/ 7 12:47 更新 太陽風の速度が少し高まっています。太陽は無黒点です。 担当 篠原 太陽風は、昨夜から速度が上昇を始めて、 今日に入る頃、450km/秒とやや高速の状態になりました。 4日のニュースで、 太陽の南側の淡いコロナホールについて紹介しましたが、 その影響が来たのかもしれません。 27日周期の図を見ると、 前周期の1月11日にも小さい速度の高まりが到来しています。 その後、速度は400〜450km/秒の間で推移しています。 磁場強度は、速度が上がり始める頃に8nTに少し高まりましたが、 現在は5nTに戻っています。 磁場の南北成分は、南寄りの変化が続いて、 AE指数は500〜800nTの変化が数回発生しています。 太陽風のグラフの最後では、 南北成分は0nTに近くなっています。 それに合わせて、AE指数の変化も現在は小さくなっています。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 南半球のコロナホールは、 左端が太陽の中心線に残るくらいに広がっています。 太陽風の高まりはどのくらい続くでしょうか。 太陽は、昨日の小さい磁場の強まりは、 その後小さくなって、現在は見えなくなっています。 太陽の向こう側の領域もありましたが、 第25期の太陽が少しずつ姿を見せ始めているのかもしれません。 現在の太陽は、無黒点で穏やかです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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