宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 2/ 6 13:18 更新 太陽の北半球に新しい活動周期の磁場の並びが発生しています。 担当 篠原 昨日紹介した、STEREO Ahead衛星による 太陽の向こう側の活動領域は、 今日に入ると輝きが弱くなっています。 こちら側に来る前に消えてしまいそうな様子です。 その反対に、太陽のこちら側の北半球に、 新しい活動周期の磁場の並びが出現しています。 1枚目の図の黄色の矢印で示している部分です。 北半球の現在の第24活動周期の磁場の並びは、 下側の2つの領域の様に、右にS極(黒)、左にN極(白)です。 しかし、矢印の領域は、右にN極(白)、左にS極(黒)となっています。 出現している緯度も30度と高く、 周期の始まりの特徴と合っています。 可視光写真では、黒点はできていない様です。 今後、更に強まって黒点の発生となるか、注目してください。 現在の太陽は無黒点です。 X線グラフも変化はなく、穏やかです。 太陽風は、今朝にかけて速度が320km/秒まで遅くなりましたが、 その後少し戻して、380km/秒とやや低速になり、 再び、グラフの最後で350km/秒に下がっています。 低速の風が続いています。 磁場強度は、4nTから9nTに上がって、 6nTに下がるという変化をしています。 現在は平均的な強さです。 27日周期の図を見ると、 前周期の1月11日に太陽風速度の小さい高まりが到来しています。 この後、この変化の回帰が見られるかもしれません。 磁気圏は概ね静穏です。 AE指数は300nTの小さい変化も発生していますが、 全体としては変化は少ない状態です。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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