宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 2/ 5 12:17 更新 太陽風は平均的な状態に戻っています。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日のニュース以降も下がり続け、 今日に入る頃に400km/秒と平均的な速さに戻りました。 27日周期の図を見ると、今回の高速太陽風は、 前周期とだいたい同じ頃に終わりを迎えています。 太陽風の磁場強度は、4nTから5nTに少し上がり、 平均的な強さになっています。 南北成分は、グラフの中盤から 南向きに良く振れる様になっています。 このため、磁気圏の活動もやや活発になり、 AE指数では、500nT前後の小中規模の変化が グラフの途中から連続しています。 磁場の南寄りの変化は、 この後、終わってしまうかもしれません。 一方、速度はやや低速になりかけているため、 磁場の南向きの変化が続いても、 磁気圏の活動の規模は小さくなって行くでしょう。 太陽は、無黒点で穏やかです。 地球から向かって左側の太陽を観測している STEREO Ahead衛星の画像に興味深い領域が発生していると、 @halocme氏からツイートされています。 世界時2月3〜4日のSTEREO Ahead EUVI 195の動画を掲載します。 太陽の北半球の高緯度側(左上)に、 3日の途中から明るい領域が発生しています。 黒点ができているかどうかは分かりませんが、 磁場の強まりは出現していると考えられます。 発生した緯度から考えると、 新しい第25活動周期の特徴(磁場の並び)を持っている可能性があります。 この位置は、地球からは太陽の裏側になるため、 まだこちらから見ることはできません。 この動画の太陽の中央線を越えるくらいまで進むと、 SDO衛星などで観測できる様になります。 3〜4日くらい後になりそうですが、それまで残っているでしょうか。 出現が楽しみな領域です。 (c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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