宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 2/ 4 12:59 更新 太陽風の速度は下がり始め、高速風は終わりに近付いています。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日の午後から低下が始まり、 今朝くらいに500km/秒まで下がり、 グラフの最後では、480km/秒とやや高速程度になっています。 磁場強度は、3〜4nTとやや弱い状態です。 27日周期の図を見ると、 前周期とほぼ同じ頃に速度が下がり始めています。 前周期は2日ほどかけて400km/秒まで下がりましたが、 今回はどうなるでしょうか。 太陽風磁場の南北成分は、 0nT付近で小さく変化する様になっています。 このため、磁気圏の活動は規模が小さくなっていて、 AE指数は500nT以下の変化が続く様になっています。 速度も下がってきたので、今後の活動は更に小さくなりそうです。 SDO衛星AIA193では、 太陽の南寄りにやや淡いコロナホールが広がっています。 27日前よりも広がりを増している様です。 前周期の太陽風は、 1月11日に短時間の速度の高まりが到来しています。 今回も3日後くらいに同様の変化が見られるかもしれません。 太陽は無黒点で穏やかです。 今回の高速太陽風の影響で、 放射線帯の高エネルギー電子が10,000に達しています。 こちらの高まりも久しぶりです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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