宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 1/31 13:36 更新 2733黒点群でC5.2の小規模フレアが発生しました。太陽風は低速です。 担当 篠原 昨日、30日15時(世界時30日6時)に、 2733黒点群でC5.2の小規模フレアが発生しました。 26日のC5.0に続く、やや大きいCクラスフレアの発生です。 SDO衛星AIA131による動画を掲載します。 2733黒点群は、この後もC1.7の小規模フレアや、 B8.5、B9.7などのBクラスの小さいフレアを 多数発生させましたが、 やがて西の端に沈んで行って、現在は見えなくなっています。 この後の活動の様子を見ることができないのは残念です。 2733群が見えなくなったため、現在の太陽は無黒点です。 太陽風は、300km/秒と低速の風が続いています。 磁場強度は、3nTとやや弱い状態が続いていましたが、 昼頃から少し強まり始め、 現在は9nTとやや高まった状態になっています。 同時に、太陽風磁場の大まかな方向の切り替わりも起きているので、 これに関連した変化かもしれません。 一方、コロナホールによる太陽風の高まりも これから始まると考えられます。 磁場の強まった状態が続けば、 やがて速度の上昇も始まるでしょう。 磁気圏は穏やかです。 AE指数は、ほとんど変化が見られない状態です。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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