宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:09)
昨日、C5.0の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/27 --- ---
1/26 22:11 C5.0
1/25 --- ---

黒点  1/27 (NOAA)
磁場 フレア
2733 16 β C5

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:04 447 -1.7
-2 h 455 -1.0
-4 h 466 +1.7
-6 h 465 +0.7
-8 h 472 +1.1
-10 h 480 -0.1
-12 h 478 -1.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
10:30 -6 -/ -
-2 h -3 -/ -
-4 h -8 -/ -
-6 h -6 -/ -
-8 h -4 -/ -
-10 h -7 -/ -
-12 h -10 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^3
1/27 0.4 2x10^3
1/26 0.5 1x10^3
1/25 0.4 3x10^2
1/24 0.5 1x10^1
1/23 0.4 2x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
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X線5分1分 (GOES)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2019/ 1/22 12:39 太陽風は低速の風が続いています。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。
2019/ 1/23 12:28 太陽風は低速ですが、これから変化が始まるかもしれません。黒点は少し大きくなっています。
2019/ 1/24 13:19 太陽風は570km/秒の高速風になり、磁気圏の活動も高まっています。
2019/ 1/25 13:38 600km/秒の高速太陽風が続いています。太陽でB7の小さいフレアが発生しました。
2019/ 1/26 17:56 高速太陽風は速度が下がり始めています。
最新のニュース

2019/ 1/27 11:09 更新
C5.0の小規模フレアが発生しました。高速太陽風は終わりに近付いています。

担当 篠原

昨夜、26日22時(世界時26日13時)に、
2733黒点群でC5.0の小規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131によるフレアの動画を掲載します。

X線グラフを見ると、2733黒点群は、
昨日の朝にかけてBクラスの小さいフレアを度々起こした後、
少し間をおいて、このC5フレアを起こしています。
発生後のX線の強度は、一段下がっています。

C5に達する規模のフレアの発生は、
ほぼ1年前、2018年2月7日のC8.1以来です。
ただし、C4.6という近い規模のフレアであれば、
2018年2月10日と3月30日に発生しています。
それでも10か月ぶりです。

2733黒点群はこの後も活動を起こすでしょうか。


太陽風は450km/秒まで速度が下がり、
高速風は終わりに近付いています。
27日周期の図を見ると、
今回の高速風は3日半ほどになりそうです。

太陽風の磁場強度は、4〜5nTと平均的な状態です。
南北成分は、南北両方に変化しています。
磁気圏の活動はやや高まっていて、
AE指数は、300〜700nTの小中規模の変化が何度も発生しています。

太陽風の速度が下がってきたので、
磁気圏の変化は次第に小さくなっていくでしょう。

SDO衛星AIA193では、
次のコロナホールが太陽の中心線に達しています。
3日後くらいから次の太陽風の高まりが始まりそうです。



2733黒点群で発生したC5.0の小規模フレア。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


2733黒点群の拡大写真。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。