宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 1/27 11:09 更新 C5.0の小規模フレアが発生しました。高速太陽風は終わりに近付いています。 担当 篠原 昨夜、26日22時(世界時26日13時)に、 2733黒点群でC5.0の小規模フレアが発生しました。 SDO衛星AIA131によるフレアの動画を掲載します。 X線グラフを見ると、2733黒点群は、 昨日の朝にかけてBクラスの小さいフレアを度々起こした後、 少し間をおいて、このC5フレアを起こしています。 発生後のX線の強度は、一段下がっています。 C5に達する規模のフレアの発生は、 ほぼ1年前、2018年2月7日のC8.1以来です。 ただし、C4.6という近い規模のフレアであれば、 2018年2月10日と3月30日に発生しています。 それでも10か月ぶりです。 2733黒点群はこの後も活動を起こすでしょうか。 太陽風は450km/秒まで速度が下がり、 高速風は終わりに近付いています。 27日周期の図を見ると、 今回の高速風は3日半ほどになりそうです。 太陽風の磁場強度は、4〜5nTと平均的な状態です。 南北成分は、南北両方に変化しています。 磁気圏の活動はやや高まっていて、 AE指数は、300〜700nTの小中規模の変化が何度も発生しています。 太陽風の速度が下がってきたので、 磁気圏の変化は次第に小さくなっていくでしょう。 SDO衛星AIA193では、 次のコロナホールが太陽の中心線に達しています。 3日後くらいから次の太陽風の高まりが始まりそうです。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 2733黒点群の拡大写真。SDO衛星。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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