宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 1/ 7 13:27 更新 半年ぶりにCクラスの小規模フレアが発生しました。高速の太陽風が続いています。 担当 篠原 昨夜、6日19時半(世界時6日10時半)に、 太陽の西の端近くの2732黒点群で、 C1.6の小規模フレアが発生しました。 SDO衛星AIA131による動画を掲載します。 Cクラスに達するフレアの発生は、 2018年7月6日(世界時)に発生した同じC1.6のフレア以来で、 半年ぶりのことです。 2732群は昨日の昼頃から活動がやや活発になって、 B3.1やB8.6の小さいフレアを起こす様になり、 その後、C1.6のフレアが発生しました。 2732群は太陽の端に没して、既に見えなくなっています。 この後の変化を確認できないのは残念です。 現在の太陽は無黒点です。 太陽風は、速度が500km/秒から530km/秒へ 更に高まっています。 最高速度のタイミングも前周期より遅れて到来した様です。 太陽風の磁場強度は5nTから3nTへ下がり、 やや弱くなっています。 高速太陽風は次第に弱まっていきそうです。 太陽風磁場の南北成分は、南向きの変化も発生していますが、 全体としては、0nT付近かやや北寄りになっています。 磁気圏の活動も、全体としては昨日より小さくなっていて、 磁場が南向きになった頃に、 AE指数800nTの中規模の変化が発生した程度です。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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