宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 1/ 5 12:55 更新 太陽風の速度は500km/秒近くに高まっています。磁気圏の活動も高まっています。 担当 篠原 太陽風は、昨夜から変化が始まっています。 磁場強度は5〜10nTとやや強まった状態になり、 速度は300km/秒から400km/秒に高まって、 低速風から平均的な速さに変わっています。 更に、グラフの最後で速度が500km/秒近くに高まっています。 このまま、高速の太陽風が始まりそうです。 27日周期の図を見ると、 変化は前周期よりも1〜2日遅れて始まっています。 前周期は、この後、600km/秒まで速度が高まりましたが、 今回はどうなるでしょうか。 引き続き、太陽風の変化に注目して下さい。 太陽風磁場の南北成分は、 南向きに -5nTを超える変化が頻繁に発生しています。 このため、磁気圏の活動も高まっていて、 AE指数は、500nTに達する中規模の変化が半日ほど続いています。 太陽風磁場の強まりが続いていて、速度も高まってきたので、 今後も南寄りの傾向が続けば、 磁気圏の活動は一段と活発になる可能性があります。 太陽では、2732黒点群でB4.2の小さいフレアが発生しています。 SDO衛星AIA131、193による動画を掲載します。 黒点としては、昨日よりも小さくなっています。 2732黒点群で発生したB4.2の小さいフレア。SDO衛星AIA131、193。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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