宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/12/30 11:01 更新 500km/秒の高速太陽風が続いています。磁気圏はやや活動的です。 担当 篠原 600km/秒まで高まっていた太陽風の速度は、 昨夜のうちに500km/秒まで下がりましたが、 その後は安定して、現在も500km/秒の高速風が続いています。 磁場強度は、5nTと平均的な状態が続いています。 太陽風磁場の南北成分は、 小幅で南北に変化するようになっています。 高速風は続いていますが、磁気圏への影響はやや弱くなり、 磁気圏の活動は中・小規模になっている様です。 NOAA/SWPCによるK指数の速報値のグラフを掲載します。 28日の変化がやや大きくなっているのに対して、 29日の活動の規模は一段下がっています。 これから、高速太陽風は次第に弱まっていくと思われます。 一方、SDO衛星AIA193では、 太陽の東側(左側)に次のコロナホールが見えています。 明日か明後日くらいに太陽の中央線に達し、 その3日後くらいから影響が始まる可能性があります。 27日周期の図で前周期の太陽風の変化を見ると、 12月7日に太陽風の速度の上昇が始まっています。 このまま今回のグラフに対応させると、 1月3日頃に変化が始まりそうです。 SDO衛星の可視光写真の拡大写真を見ると、 太陽の中央部の北東側(左上)に、 非常に小さい黒い点が見えています。 掲載のSDO衛星AIA193のコロナ写真では、 コロナホールの横の少し明るくなっている領域です。 この後はっきりと見える様になるでしょうか。 磁気圏の活動度を表すK指数の速報値。 (c) NOAA/SWPC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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