宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/12/29 11:00 更新 太陽風は600km/秒の高速風になっています。磁気圏の活動も高まっています。 担当 篠原 昨日のニュース以降も太陽風の速度は上昇を続け、 28日16時(世界時28日7時)に、550km/秒に達しました。 その後、550〜600km/秒の高速状態で推移しています。 太陽風の磁場強度は、 速度が高まっている頃は12nTに強まった状態が続き、 その後次第に下がって、現在は5nTと平均的な状態です。 27日周期の図で前周期と比べると、 速度の高まりが大きくなって、立派な高速風になっています。 この後、高速太陽風がどの様に推移するか、注目してください。 太陽風磁場の南北成分は、 磁場が強まっていた頃に、南向きに大きく変化しています。 このため、磁気圏の活動は激しくなっていた様です。 AE指数のグラフは停止していて詳しくは分かりませんが、 極域では活発なオーロラの活動が見られたのではないでしょうか。 現在は磁場強度が下がり、南北の振れ幅は小さくなっていますが、 速度が高まっているので、 磁気圏の活発な状態は続く可能性があります。 現在の太陽は無黒点ですが、 今朝、中央部の東側に小さい黒点が一時的に現れた様です。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真で、明るく光っている領域です。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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