宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/12/28 13:02 更新 太陽風の高まりが到来しています。磁気圏の活動も高まっています。 担当 篠原 昨夜遅くから太陽風の変化が到来しています。 今朝、28日8時(世界時27日23時)頃に、磁場強度が10nTに強まり、 少し遅れて、速度も400km/秒と平均的な速さに達しました。 その後、磁場強度と速度はゆっくりと下がりかけていましたが、 グラフの最後に、速度は430km/秒へ高まり、 磁場強度は再び10nTに達する変化が見えています。 27日周期の図で、前周期の12月1日に始まった変化が、 半日ほど早まって到来した様です。 速度や磁場の高まり方は、前周期と同じくらいになっています。 太陽風磁場の南北成分は、 磁場の強まり始めた頃は南寄りになって、 -10nTに達する大きな変化も発生しています。 このため磁気圏の活動が強まり、 AE指数では800nTに達する中規模の変化が発生しています。 ただ、速度は特に高まっていないため、 磁気圏の変化の規模はこの程度に留まっている様です。 太陽風のグラフの最後では、磁場は北寄りに傾向が変わっています。 このため、磁気圏の活動は一旦弱まりそうです。 この後も北寄りの状態が続くか、再び南寄りに傾向が変わるかで、 磁気圏の活動度は大きく変わります。 太陽は今日も無黒点です。 2週間ほど無黒点が続いています。 今月の無黒点日の日数は、25日近くになりそうです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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