宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/12/24 11:29 更新 太陽風は350km/秒の低速風が続いています。磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は、今朝にかけて300km/秒まで下がりましたが、 その後戻して、現在は350km/秒と昨日と同程度の速さになっています。 磁場強度は、3nTとやや弱い状態です。 太陽風の速度が下がり、 磁場の南北成分も0nT付近で小さく変化する程度のため、 磁気圏も穏やかな状態が続いています。 AE指数は、時々、小さい変化が発生している程度です。 SDO衛星AIA193では、 コロナホールの先頭が太陽の中央に達しています。 この領域の変化を、太陽の自転の2周期前、1周期前と比較します(1枚目)。 すると、位置はあまり変わっていませんが、 広がりは次第に小さくなっている様です。 この領域の太陽風への影響は、 前周期は最高速度が450km/秒程度とやや小さくなっていたのですが、 今回は更に弱まるかもしれません。 27日周期の図を見ると、変化の始まりは4日後の28日頃でしょうか。 太陽は無黒点の様ですが、 東端(左端)に磁場の強まりが現れ、白斑が見えています。 X線グラフは、穏やかな状態が続いています。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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