宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/12/ 9 10:31 更新 太陽風の速度は600km/秒に達しています。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日のニュース以降にゆっくりと上昇し、 今朝、9日9時(世界時9日0時)に600km/秒に達しました。 27日周期で前周期の太陽風と比べると、 緩やかな立ち上がりになりましたが、 最高速度は同じくらいに達しています。 太陽風の磁場強度は、 7nTから3nTに下がり、6nTに戻るという変化をしていますが、 概ね平均的な強さです。 南北成分は、グラフの前半は南北に変化していますが、 後半は北寄りになっています。 AE指数のグラフは、 500〜700nTの中規模の変化が発生していますが、 北寄りの傾向が続くと、 この後の磁気圏の活動は弱くなっていくでしょう。 SDO衛星AIA193を見ると、 コロナホールは太陽の西端に近付いています。 この後、高速風は後半に入り、 前周期と同様に4日程度で終わりそうです。 太陽では、2729黒点群が西の端に沈みかけています。 一方、SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 東端から明るい領域が上がってきていて、 可視光写真でも微かに白斑が見えています。 ここに黒点はあるでしょうか。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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