宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/12/ 8 09:31 更新 太陽風はやや高速になり、磁気圏の活動も高まっています。 担当 篠原 昨日のニュースの後、太陽風の磁場強度は10nTヘ強まりました。 それと共に、速度も高まり始め、 今日の未明、8日3時(世界時7日18時)頃に500km/秒へ達しました。 その後は少し下がって、480km/秒とやや高速の状態で推移しています。 一方、磁場強度はピークを過ぎて、5nTと平均的な値に戻っています。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真の 西側(右側)に広がるコロナホールの影響が始まりました。 27日周期の図を見ると、 前周期の高速風は600km/秒まで高まったのですが、 今のところその勢いはありません。 遅れて高まる可能性もあるので、引き続き注目してください。 太陽風磁場の南北成分は、 +5nT〜 -5nT程度の範囲で南北に変化しています。 磁気圏の活動は高まってきましたが、 AE指数で300〜500nTと小規模の変化が中心で、 1000nTに達する大きな変化は1回発生した程度です。 その頃(世界時7日19時半頃)のオーロラの様子を、 ノルウェー・トロムソの全天カメラの動画で紹介します。 前周期の高速風は、4日ほど続きました。 今回もコロナホールは同じくらいに広がっていたので、 継続期間も同じくらいになるのではないでしょうか。 その後は、穏やかな状態が2週間程度続きそうです。 太陽の2729黒点群は、小さくなりながら西の端に近付いています。 X線グラフも目立った変化はなく、 このまま静かに沈んで行きそうです。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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