宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/12/ 7 13:10 更新 太陽風はやや低速になっています。これから高速太陽風が始まりそうです。 担当 篠原 太陽風の速度は380km/秒へ下がり、 やや低速になっています。 速度の変化はまだ始まっていませんが、 太陽風の大まかな磁場の方向が切り替わる、 セクター境界を通過した様で、 DSCOVR衛星の太陽風の図の2番目のグラフを見ると、 青線が下半分(Away)から、上半分(Toward)に移っています。 27日周期の図を見ると、 この変化は前周期の11月8〜9日にかけて発生しています。 今回、1日ほど遅れてこの変化が回帰した様です。 前周期と同じ様に、この後、速度の高まりが始まると思われます。 引き続き太陽風の推移に注目してください。 現在の磁気圏は概ね静穏です。 AE指数は、500nTの変化が一度起きている程度です。 太陽は、2729黒点群が昨日と同程度の大きさで見えています。 しかし、X線グラフは変化がなくなっていて、 活動度は下がっている様です。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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