宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/11/21 12:49 更新 太陽風は平均的な速度に上がっています。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 昨日に続き、福島留美さんより送っていただいた、 9〜11月のロシア・ムルマンスク州のオーロラの写真を紹介します。 1枚目は、高速太陽風が始まった日。 2枚目は、その高速風が最高速度を迎えた頃の撮影です。 撮影時刻は分かりませんが、 この2枚の頃のAE指数は、1000nTに達する変化を繰り返していました。 3枚目も高速風の中での撮影ですが、 AE指数の変化は500nT程度で、前の2枚よりは弱い頃です。 しかし、撮影されているオーロラは見事で、 指数だけでは上空の様子は分からないと実感します。 4枚目は、太陽風は穏やかになっていて、 写真のオーロラの光も控えめです。 この写真には、不思議な光跡が写っています。 撮影者も正体は分からない様です。 地上の雪が、次第に目立つ様になっているのが印象的です。 計8枚の美しい写真を、 選考も含めてどうもありがとうございました。 太陽風の速度は、400km/秒と平均的な状態に上がっています。 昨日の磁場の強まりと関連した変化の様です。 その磁場強度は、10nTから5nTに下がり、 再び10nTに高まる変化をしています。 磁場の南北成分は、0nT付近で小さく変化する程度です。 磁気圏は穏やかで、AE指数は特に変化は起きていません。 SDO衛星AIA193の太陽の南半球に見えていたコロナホールは、 西側(右側)に半分ほど進んでいます。 この後、速度に更に変化が起きるでしょうか。 また、太陽の東側(左側)にも小さいコロナホールが見えています。 広がりがないので、影響は小さく留まりそうです。 太陽は、2727黒点群が西に沈み、無黒点になっています。 X線グラフも変化はありません。 10月7日に、ロシア・ムルマンスク州で撮影されたオーロラ。 (c) 福島留美氏、I・オルロフ氏 10月9日に、ロシア・ムルマンスク州で撮影されたオーロラ。 (c) 福島留美氏、M・レトヴァルツェフ氏 11月11日に、ロシア・ムルマンスク州で撮影されたオーロラ。 (c) 福島留美氏、O・クジコワ女史 11月16日に、ロシア・ムルマンスク州で撮影されたオーロラ。 (c) 福島留美氏、A・ステパーネンコ氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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