宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/11/18 13:46 更新 太陽風は低速です。太陽に第25期の磁場の並びが現れています。 担当 篠原 太陽風の速度は300km/秒へ下がり、 更に低速の風になっています。 磁場強度も3nTに下がり、やや弱い状態です。 27日周期の図では、 前周期の10月21日に太陽風の弱い変化が到来していましたが、 今回は変化が見られないまま推移しています。 磁気圏も静穏です。 AE指数はほとんど変化のない状態です。 SDO衛星AIA193では、 太陽の南半球の中緯度から南極にかけて 縦にコロナホールが伸びています。 緯度は高いですが、前周期には見られなかった領域です。 3〜4日後の太陽風に弱い変化が起きるかもしれません。 それがなければ、低速の穏やかな太陽風が続きそうです。 太陽は、2727黒点群が少し大きくなっています。 一方、北半球の中央部に磁場の強まりが出現しています。 1枚目にSDO衛星による磁場分布の写真を掲載します。 左側にS極(黒)、右側にN極(白)が見えていて、 新しい第25活動周期の磁場の順番です。 西端に近付いている2727黒点群は、 現在の第24期の性質を持っていて、 左にN極(白)、右にS極(黒)となっています。 現在は黒点は現れていませんが、 次第に第25期の特徴が顔を出し始めているようです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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