宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/11/20 12:39 更新 太陽風は低速ですが、磁場が強まっています。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 ロシア・ムルマンスクの福島留美さんより、 9〜11月にかけてムルマンスク州で撮影された オーロラの写真をいただきました。 今日は前半の4枚を紹介します。 現地では、この時期に多くのオーロラ写真が撮影されていたそうで、 9月だけでも120作品の中から選んでいただいたとのことです。 (リンク先で更に多くの作品を見ることができます) 1枚目は、太陽風が高まる前の夜に撮影されていますが、 その他は、高速風の到来でオーロラの活動が高まった頃の撮影です。 3枚目のオーロラは、見事に数字の「2」の形になっています。 もちろんフォトショップなどの細工は行われておらず、 撮影者のA・ステパーネンコ氏から作品名として、 「評価4は堅いって言われてたのに、評価2なんて貰っちゃったョ!」 との冗談が付けられていたそうです。 天の採点も厳しいですね(鹿児島高専はもうすぐ中間試験です)。 その他の3枚は、水面に映るオーロラの色合いも見事です。 この頃は、地上の景色がまだ秋ですね。 美しい写真や不思議な写真をありがとうございます。 現在の太陽風は、速度は330km/秒と低速で安定していますが、 磁場強度が5nTから10nTに強まっています。 27日周期の図を見ると、セクターの切り替わりが発生していて、 弱い太陽風の乱れをもたらしている様です。 磁場の南北成分は南寄りに変わっていて、 AE指数では、グラフの後半から 300〜500nTの小規模の活動が発生しています。 この後、速度の高まりが見られるでしょうか。 引き続き、太陽風の変化に注目してください。 太陽の2727黒点群は、西の端に近付くとともに、 大きさは小さくなっていて、 掲載の写真ではほとんど分からなくなっています。 太陽は、このまま無黒点になりそうです。 9月9日に、ロシア・ムルマンスク州で撮影されたオーロラ。 (c) 福島留美氏、L・トリフォノワ氏 9月14日に、ロシア・ムルマンスク州キーロフスク市で撮影されたオーロラ。 (c) 福島留美氏、V・ジガーノフ氏 10月1日に、ロシア・ムルマンスク州で撮影されたオーロラ。 (c) 福島留美氏、A・ステパーネンコ氏 10月7日に、ロシア・ムルマンスク州で撮影されたオーロラ。 (c) 福島留美氏、A・シェミャキン氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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